屡雨はネックレスを毎日首にかけるようになった。
千秋はそのネックレスを見るたびに顔がにこやかになる屡雨を見て
いつも不思議に思っていた。
そして、思い切って屡雨に何故いつも”ソレ”をつけているのかと聞く事にした
千秋は屡雨が図書館で本を読んでいる時、屡雨の隣の席に座り屡雨の顔を覗き込んだ。
「・・?なぁにィ?人の顔じーって見て。
何?なんかあったの?」
屡雨はそんな千秋を見て、
不思議そうに言った。
「え?あ、い・・いやさぁ。ちょっと・・・聞いていい?」
千秋は屡雨の反応に苦笑いしながら、屡雨に聞いた。
屡雨は不思議そうな顔でなあに?と聞き返した。
「・・・・なんでいつもソレつけてんの?」
「”ソレ”?」
屡雨は”ソレ”というものが良く分からなかった
千秋は屡雨の首にある”ソレ”を指差した。
「あぁ。このネックレスね。」
屡雨は深く深く息をすった。
虹色の笛
「なんとなく。」
「・・・・は?」
(なんとなくってなんだーーーーーーーーーー!!!???)
千秋は屡雨の反応に
眉を寄せた。
「は?ってなにが?」
「なんとなくって・・・・;;なんで?」
「『なんとなくって、何で?』ってなんで?」
「・・・・・なんで、やってんの?」
「『なんとなくって、何で?ってなんで?ってなんでやってんの?』ってなんで?」
けんか売ってる!!??
千秋はスゥっと深呼吸をし
自分を落ち着かせた。
「・・・・・・だからぁ・・・・、なんとなくだけで普通納得する?」
千秋は自分が納得いかない、もっとくわしくおしえてくれ。と
屡雨にたのんだ。
「あー。わかったよん。教えるチョ。」
「・・・・・(チョ?」
屡雨はネックレスをすっと見て
にんまり笑い話し始めた。
「・・・な〜んでかね〜?なんかさ、ほっとしてね。」
屡雨は自分の胸をぽんぽんと叩いた。
(・・・・ほっと・・・・ねぇ。)
千秋は、ほへ〜と
うなずきながら遠い目をした。
しかし、なん分か、ほへ〜としていると
少し疑問が出てきた。
・・・・・・・・あれ?
でもなんでほっとするんだろう。
あのネックレスに何か思い出でもあるのかな?
・・・・・・・・・いやいや。そんなはずはナイ。
だってあのネックレス笛だったのよ?
・・・・それに3日前に見つけたばっかりだし・・・・・
・・・・・・
ドウシテ?
千秋がそう疑問に思っていると、
周りの人々が騒ぎはじめた。
「何々?どーしたの?みんなっ」
屡雨はウキウキしながら騒ぎの中に入っていった。
「あっ・・・、ちょっと屡雨ゥ!!」
千秋は焦りながら屡雨のあとについていった。
「あ、屡雨ちゃん!」
「何々?どうしたの〜」
「あれあれ!!あそこだよう〜」
「・・・・!!何 ・・・・・・あれ。」
屡雨の見たものとは
荒らされた校庭と
一人の少女だった
----------あとがき------------
イエイ★問題発生ィ〜〜〜〜〜★★(喜ぶな
な〜んか、ギャグ系に走ってしまいました・・・ごめんっしゃい(土下座
次は・・・・次はちゃんとやりますから・・・・・・・
ううう・・・・